野鳥は可愛い♪ 2

鳥撮りの記録

カテゴリ: 小笠原・硫黄島ツアー

7/4-9 小笠原航路

帰りの航路、三宅島を過ぎた頃から数羽のクロアシアホウドリを見る。
どれも遠かった。

クロアシアホウドリ      体長70cm、翼開長は210cm。   大きい!
                  太平洋側で一年中観察される。
バタバタをやっていた
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コシジロウミツバメ      体長21cm、翼開長は48cm。   小さい。

往復の航路で何度か見かけた。
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その他、鳥以外で撮ったもの。

トビウオ
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バンドウイルカ    硫黄島周辺で、しばらく船に付いて来た。 カメラをほぼ真下に向けて撮影。
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海上自衛隊の潜水艦    往路、東京湾で遭遇。
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海上自衛隊の護衛艦 「てるづき」    復路、東京湾に近付いた所で遭遇。
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小笠原航路はこれで終了です。
船上が多かったので、たいして歩かなかったけど、バランスを取ったりで結構疲れました。
でも、初めての鳥が多かったので楽しかったです。
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7/4-9 小笠原航路

ミズナギドリは6種類を撮った。
内5種類は初見初撮りだった。

オオミズナギドリ     体長49cm、翼開長は122cm。ミズナギドリ科では大型種。ウミネコと同じ位。
               日本近海で良く見られる。
               東京湾を出る頃から現れ、遠ざかるに連れ見えなくなった。
ハゲのおじさんみたい
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     数百羽の群れが居た
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オナガミズナギドリ    体長39cm、翼開長は97cm。尾羽は長く楔形。
                御蔵島を過ぎた辺りから、オオミズナギドリに代わるように現れだした。

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アナドリ           体長27cm、翼開長は61cm。 小さい。全身は黒褐色。
                御蔵島を過ぎた辺りから、オオミズナギドリに代わるように現れだした。
近くを飛んでくれた
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シロハラミズナギドリ   体長31cm、翼開長は69cm。下面は白く頭部は黒い。
                小笠原に近くなってから現れだした。
近くに来てくれない
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クビワオオシロハラミズナギドリ   体長43cm、翼開長は97cm。後頸部が白い。 希に見られる。
                       時期的には見られない鳥だが、台風の影響か?

いきなりの珍鳥。1回目は撮れず焦った。2回目で撮れてホッとした。
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セグロミズナギドリ          体長31cm、翼開長は69cm。
                      1974年以前は「オガサワラミズナギドリ」の和名で呼ばれていた。
                      2018年1月、DNA分析の結果、セグロミズナギドリとは全くの別種だと発表された。
撮れなかったかもと思っていたが、それと知らずに撮って居た。
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海鳥は今までほとんど撮って来なかった。
みんな珍しく思える。
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7/4-9 小笠原航路

今回のツアーで5種のアジサシを撮った。
全て初見初撮りだった。

クロアジサシ     体長40-45cm、翼開長は75-86cmほどで、ハトより大きい。
             全身黒褐色で額から頭上は白く後頭部が灰褐色。

1羽が長い時間、近くを飛んでくれた。
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ヒメクロアジサシ   体長35cm-39cm、翼開長は66-72cmで、クロアジサシに似ているが、より小さくより黒い。
             頭部は後頭まで白い。 嘴は細くて長い。

10羽以上の群れの中に、クロアジサシに混じって数羽のヒメクロが居た。
前の1羽がヒメクロ
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     嘴は細くて長い
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シロアジサシ     体長25cm-30cm、翼開長は76-80cm
             全身白色。嘴は暗青色。
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セグロアジサシ   体長36cm-45cm、翼開長は82-94cm
             額、首、腹は白だが、背中側はほぼすべてが濃い黒褐色。
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オオアジサシ    体長43cm-53cm、翼開長は125-130cm ウミネコと同じ位の大きさ。
            黄色い嘴と黒い頭上の間が白い。
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クロアジサシ以外は遠かった。
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7/4-9 父島・南島

カツオドリの営巣地を訪ねた。
公認のガイドに従って上陸。
ほとんどのカツオドリは子育てが終わっていて、少数が残って居た。

カツオドリ♀    上陸地点の近くに居て驚いた。抱卵中みたいだった。
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     ペア。青い顔はオス。
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     崖の上の方にヒナが見えた
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     ヒナを抱いている? 暑さから守っているのかな?  オスの子守が多い。
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     こちらはメス
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     オス
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     帰りの船の中から
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オナガミズナギドリ    みちばたの藪の中で抱卵中
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島では決められた道しか歩けない。
鳥達の為に良い事だと思う。
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7/4-9 小笠原航路

カツオドリは毎日見られた。
船に付いて来て、船に驚いたトビウオ(飛び魚)が飛んで逃げるのを捕まえる為だ。
今回、そのシーンを撮りまくった。

カツオドリ♀   顔が黄色っぽい
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     トビウオを追う
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     トビウオにタイミングを合わせようと・・・ ?
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     捕ったーー!
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     1羽が飛び込むと、横取りしようと次々に4羽が飛び込んだ。 一番左が捕らえた。
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     追う!
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     捕らえた!!
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     寄こせーー!
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     飲み込んで逃げ切った。
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     独り占め ♪
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     オスが追う!
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     3羽が追う。 前の2羽はその先のトビウオを見て居て、後ろのトビウオに気付いて居ない。
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     前の2羽も気付いた。 トビウオは急停止。
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     別のシーン
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船に付いて来るカツオドリ、何度か1m位まで寄って来た。
望遠レンズでは近すぎて撮れない。
撮りたかったトビウオを捕まえるシーンが撮れて満足。
カツオドリ、多い時で20羽位が付いて来た。
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7/4-9 父島・母島

父島と母島で会った陸の留鳥達。
5日に父島でアカガシラカラスバト幼鳥とイソヒヨドリ幼鳥(たぶん?)に会った。
7・8日は母島で色々な鳥に会えた。

アカガシラカラスバト  小笠原諸島に分布する固有亜種  ドバトより小さい
               絶滅が危惧されたが、野猫の捕獲が進んだ為、近年アカガシラカラスバトが増えて来た。
               天然記念物 絶滅危惧IA類 (CR)

アカガシラカラスバト  幼鳥。父島で。
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    母島で
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オガサワラノスリ    小笠原諸島に分布する固有亜種  やや小型
               天然記念物 絶滅危惧IB類 (EN)

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    幼鳥? 嘴の基部が黄色い
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    2羽が飛んで居た
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ハシナガウグイス    小笠原諸島に分布する固有亜種  やや小型で嘴が細く長い
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オガサワラヒヨドリ    小笠原諸島に分布する固有亜種  体色が濃いとされる
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メジロ    雛にパパイヤを与えていた
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イソヒヨドリ  父島で 幼鳥
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    母島で 幼鳥
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トラツグミ
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オガサワラカワラヒワには会えなかった。
渡り鳥のムナグロとキョウジョシギは居た。
小笠原諸島にはスズメやカラス、ドバトは居ない。
留鳥は少ない。
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7/4-9 母島

ハハジマメグロ (母島目黒)  体長14cm (メジロは13cm)
父島や聟島等に居たメグロが絶滅し、今は母島列島のみにハハジマメグロ が生息する。
日本固有種
特別天然記念物
絶滅危惧IB類 (EN)

食性は雑食で、昆虫、クモ、果実(ガジュマル、パパイア)、花粉などを食べる。  (Wikipedia より)

メグロ は何時か会いたいと思っていた。
島に上陸し、神社の入り口で初めて見かけ、何とか撮れた時は感激した。
その後、神社や集落を離れた所で大勢見かけた。
特に、数カ所でパパイヤの実を食べに集まっていた。

7/7 午後

メグロ    初めての撮影
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    神社で
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    これは近かった
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    パパイヤの実を食べに来ていた
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    別の場所のパパイヤ  メジロも大好き
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    メジロが先。 メグロは順番待ち。
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    反対側にも メグロ
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    ほぼ食べ尽くした
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    3カ所目のパパイヤ  島内にはたくさん有る様だ
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7/8 午前

前日の2カ所目のパパイヤ。 但し、前日とは反対側。
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    メジロが突いている。 このメジロ、近くに巣立ち雛を待たせていた。
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    木の実を食べていたのかな?
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歩いての探鳥だったので近くしか行かなかった。
それでも大勢のメグロに会えた。
このツアーで一番会いたかったメグロ。
堪能した!


※独立行政法人 森林総合研究所 プレスリリース  平成20年10月17日
メグロは母島列島の3島(母島、向島、妹島)に生息しているが、これら3つの島は数キロしか離れていないのですが、
DNAや形態の差異を調べた結果、メグロは島の間をほとんど移動しないことがわかりました。
各島のメグロは、それぞれ異なる進化の道を歩み始めている可能性があります。 (抜粋)
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7/4-9 硫黄島周辺、小笠原航路

アカアシカツオドリ (赤足鰹鳥)  体長66-77cm 翼長124cm-142cm     (日本の野鳥650 より)
太平洋などの熱帯・亜熱帯の島しょ部に生息。
南硫黄島での集団繁殖が確認されている。
雌雄同色。
全身は白色(白色型)や灰褐色(褐色型)の羽毛で覆われる。
白い羽毛で覆われるが、翼上面の色彩が灰褐色(さらに頭部から体上面も灰褐色)の個体もいる(中間型)。
                                                       (Wikipedia より)
硫黄島周辺で何度も近くまで来た。
また、母島航路で幼鳥が、三宅島近海を過ぎた辺りでは成鳥が飛んで居た。

アカアシカツオドリ (下方)  上方は カツオドリ
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    幼鳥
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    顔は成鳥だけど・・・ 亜成鳥?
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    ほぼ真上を通った
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    左は幼鳥。 一緒に飛んで居た。
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    亜成鳥? 嘴が青く基部はピンク色
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    成鳥。 全身が白色。  島をバックに近くを通った。
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    これも近かった
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    尾羽が黒い。 少し若い?
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    赤い足がハッキリ見える
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    三宅島近海を過ぎた辺りで
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他では滅多に見られない鳥で、会えて嬉しい。
成鳥と幼鳥・亜成鳥の区別や、白色型・中間型・褐色型の区別が良く判らない。
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7/4-9 硫黄島周辺

東京から船で24時間で父島に到着。
さらに硫黄島周辺と母島にも寄った。
船内4泊、母島1泊の長いツアーだった。

硫黄島周辺で撮った アカオネッタイチョウ・シラオネッタイチョウを載せる。
アカオネッタイチョウは長く赤い尾を持ち、シラオネッタイチョウは長く白い尾を持って居る。
両方とも同じ海域に居た。

アカオネッタイチョウ (赤尾熱帯鳥)  体長78-85cm 翼長104-119cm 尾羽長30-35cm

シラオネッタイチョウ (白尾熱帯鳥)  体長70-82cm 翼長90-95cm 尾羽長33-45cm
                                                        (日本の野鳥650 より)
アカオネッタイチョウ
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    雲がバックになった
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    船の真上まで飛んで来る。 好奇心が強い様だ。
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    島をバックに
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    海面も飛んで来る
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    尾羽が短い。 切られた?
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    島には大勢居た
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    島から向かって来た
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シラオネッタイチョウ    遠くに居て近寄っては来ない。 船と島との距離から、500m前後で撮っていると思う。
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    大幅にトリミングしている
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アカオネッタイチョウの赤い尾は見えにくい
シラオネッタイチョウの白い尾は遠くても見えやすい
実際、ファインダーを覗いていても判った。
つまり、写真の鳥に白い尾が見えない場合、シラオネッタイチョウでは無いと思う。

数は、シラオネッタイチョウの方が圧倒的に少なかった。
もっと近くで撮りたい鳥だ。
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